(今回はかなり重い話です)
 テレビ朝日のスーパーJチャンネルで少年の起こした殺人事件の特集をしていた。その番組を見て思ったことを書かせて頂く。

 途中から見たので良くわからないが、石垣島で六年ほど前に一人の少年を集団でリンチし死亡させた事件の特集であった。
 事件は一人の少年を(どこかのビルの)屋上で一時間ほど暴行し続け殺したというものである。
 加害者……と言うよりはむしろ犯人の少年(現在は23〜24歳)は私が聞く限り反省していないように思える。犯人の一人は現在結婚をして暮らしているそうだ。しかし驚いたことに、被害者の親が暮らす家の近所に引っ越しておきながら、全く挨拶をしなかったのだ。
 そのことを知った被害者の母親は犯人に会いに行った。
母親「私は用事があるから着た」
犯人「おれにはない、帰ってくれ。警察を呼びますよ」
この発言にはかなりの怒りを感じた。人を殺しておいて、警察を呼びますよなどと言う権利があるのだろうか? 私はないと思う。
 また、ある犯人の父親は、自宅を担保に1300万円を入手し、それを親族に配り、「金がないから賠償金は月に1万円しか払えない」と言った。
 さらに、またある犯人の父親に取材班がインタビューしたところ「(自分の息子には)まだ長い人生があるから、終わったことは仕方がない」と言った。その息子が、まだまだ長い人生のある少年を殺しているのにも関わらず、この発言である。しかも殺人事件を「終わったこと」と言っているのだ。
 犯人の少年達は、少年院で一年ほど過ごし戻ってきたようだ。しかし、集団リンチで暴行をし続けて殺しておきながら一年で出てきてしまうのだ。私は、少年事件など関係なく刑期が短いのではないかと思う。むしろ、「目には目を、歯には歯を」でも良いと思う。
 そして、まず刑務所などの概念がおかしいと思う。犯人を「更生」するではダメだと思う。犯人が「贖罪」しなければならないのだ。それには人を殺して1年というのはあまりに短すぎる。
 上記した事件以外にも被害者側に理不尽な事件は山ほどある。どうやら日本の法律は「加害者を守る」ようなものになっているようだ。
 たとえば、Aという人物が人を50人殺したとしよう。それで死刑になったとしよう。逮捕されてから死刑を執行するまでの間Aは留置所、刑務所などで生活するわけだが、その金は税金をつかってまかなわれているのである。大人が汗水たらして稼いで国に収めた金を捕まっている人間はどんどん消費するのである。しかし、被害者側には何も保障されない。
 たとえば一家の主が殺されたとしよう。その後の書類の処理が大変なのである。何日までに○○という書類を●●に出さなければならない。というのがいくつもできるのである。死亡届、保険に入っていたならばそれもあるだろう。勤め先にも何らかの書類もあるだろうし…。実際に私はそういうことは経験していないのでわからないが、かなり大変だろう。これでは「殺され損」である。
 時代が狂っている。そういう人もいる。しかしそれだけで表現してしまうにはあまりに残酷であると私は思う。
 最後に、このように長く面白いわけでもない文章を最後まで読んだ方へ感謝の意を申し上げます。

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