pull me under

2005年6月1日 ポエム
そいつはいつも隠れている

どこにいるかもわからない

しかし突然現れて

まるでインクを垂らしたように

心を闇に染めていって

静かにボクを包み込む

そして引っ張っていくんだ

海の底へ

握りしめる

2005年1月8日 ポエム
ボクは強い男じゃない

ボクは優しい男じゃない

ボクは器用な男じゃない

だけどせめて

目の前で困っている人に

目の前で泣いている人に

目の前で転んでいる人に

そっと手を差し伸べられる男になりたい

少しでも強く

少しでも優しく

少しでも器用に

あなたを守れるほどに強くなりたい

answer

2004年12月29日 ポエム
答えを出すにはまだ早い

けれど答えは理解している

その答えを出す為に

何をしたのか

どれだけの苦しみを味わったのか

どれだけの幸せを味わったのか

どれだけの人と出会ったのか

どれだけの人と別れたのか

歩んできた道のりで

答えはどちらかに定まっていく

苦痛しか伴わない「生」か

安息で満ち足りた「死」に

泉 

2004年12月24日 ポエム
このまどろみが溶かしてくれるのは

絶望か

慟哭か

飢餓か

孤独か

触れる直前

黒いガラスがボクを包んで

闇の底まで引きずり込んだ

true

2004年12月19日 ポエム
僻み合え

怒り合え

奪い合え

壊し合え

潰し合え

憎しみ合え

恨み合え

殺し合え

それが人間だ

それでこそ人間だ

幸せ

2004年12月14日 ポエム
それは人が心から願うもの

それは人が気付けないもの

それはすぐそばにあるもの

それは他人の不幸の上に立つもの

coin

2004年12月1日 ポエム
信じること

それは騙されること

求めること

それは失うこと

探すこと

それは見つからないこと

想うこと

それは伝わらないこと

願うこと

それは叶わないこと

夢見ること

それは届かないこと

祈ること

それは絶望すること

dissolve

2004年11月28日 ポエム
少しずつ消していこう

他人の中のボクを

少しずつ消していこう

自分の存在していた証を

少しずつ消していこう

偽りで出来あがったボクを

少しずつ消していこう

必要のなくなった感情を

少しずつ消していけば

世界は何もなかったように

ボクを残して進み続ける

だから消していこう

必要のなくなったボクを

少しずつ……

dive

2004年11月25日 ポエム
消えよう

この醜い世界から

逃げよう

この醜い世界から

そしてボクは

赤いケチャップになる

by accident

2004年11月16日 ポエム
今朝見たのは

昔好きだった人でした

ボクには気付かなかったようで

学校へ向かって行きました

彼女の姿を見たとき

ドキッとして

彼女が髪をいじりながら自転車に乗る姿が

懐かしくて

そう思う自分が

未練がましくて……

まだ好きなのかなぁ?

自分じゃわからないけれど

……ちょっと

切ないかな

小さな幸せ

2004年10月20日 ポエム
それは

あなたの曲で携帯が鳴ったとき

それは

あなたのメールを開くとき

それは

あなたのメールを読んでいるとき

それは

あなたへの返信を考えているとき

それは

あなたの返信を待っているとき

それは

あなたの存在を感じられるとき

懺悔

2004年10月18日 ポエム
好きな人を傷付けてしまうことは

なぜこんなにも辛いのですか?

それに気付けなかった自分は

なぜこんなにも愚かなのですか?

好きな人に疑われることは

なぜこんなにも辛いのですか?

疑われている自分は

なぜこんなにも愚かなのですか?

好きな人にゴメンナサイしか言えないことは

なぜこんなにも辛いのですか

ゴメンナサイしか言えない自分は

なぜこんなにも愚かなのですか?

好きな人に何も出来ないのは

なぜこんなにも辛いのですか?

何も出来ない自分は

なぜこんなにも愚かなのですか?

PRESENT

2004年10月12日 ポエム
溶けていた心は

体を求め

死んでいた体は

心を求め

抜け殻の僕は

それらを求めた

目を開けるとそこは

見飽きた天井

孤独も

絶望も

欲望も

全てを抱けば

生きてゆけるさ

寂しくても

切なくても

悲しくても

全てを抱いて

かけがえのない今を

生きるしかないさ

渇き

2004年10月12日 ポエム
孤独に染まった心は

何を求めるのだろうか

欲望に染まった体は

何を求めるのだろうか

透明に染まった僕は

何を求めるのだろうか

今まで求めたものは

出逢えてすぐに

去っていった

もしもまた

すぐに去っていくのなら

僕は

何も求めない

何も欲しがらない

誰も求めない

on the way

2004年10月12日 ポエム
ふと立ち止まる

来た道を振り返る

ただ

来た道がある

なんで僕はここにいるんだっけ?

記憶はない

思い出もない

風が吹き

頬をなで

草が凪ぐ

向き直す

道の先を見つめる

ナンデボクハココニイルンダッケ?

LIVING DEAD

2004年10月12日 ポエム
あなたにトドメをさして欲しい

何の価値もないこの命に

あなたに釘をさして欲しい

何の価値もないこの心に

あなたが殺して欲しい

何の価値もないこの僕を

せめてあなたに

嘲笑って欲しかった

最後にあなたに

捨てて欲しかった

もう見えないあなたに

殺して欲しかった

greedy bog

2004年10月11日 ポエム
ここにも飽きた

心地よくは無いけれど

この海に揉まれて

僕は浮き上がる

潮に流されたどり着く

頬が触れるのは

積み重なったヘドロ

転んで

這いつくばって

もがいて

それでも行こうか

終りの始まりを

この目で見るために

from deep sea

2004年10月11日 ポエム
海の底

静かに生きる深海魚

君は誰に知られているんだい?

君は何の為に生きているんだい?

君はどこへ行こうというんだい?

海の底

静かに横たわる人影

僕は誰に知られているんだい?

僕は何の為に生きているんだい?

僕はどこへ行こうというんだい?

僕らには

何の意味も何の価値もないのかい?

君は僕を置いてどこへ行くんだい?

この闇の中何があるんだい?

また

独りぼっちだね

BEATLESS

2004年10月11日 ポエム
時の流れが速すぎて

いる場所がないなら

自分の時を止めれば良い

そして僕は絶対になる

MEMORIES

2004年10月11日 ポエム
懐かしんで

切なくなって

戻りたくなって

絶望の海で溺れるのなら

もういらない

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